こんにちは!WCです!
WC Worksのブログをご覧頂きありがとうございます。
このブログでは誰にでも簡単に車を綺麗にできる方法やコツをお伝えしています。
今回の記事でも引き続き近々ヤフオクに出品予定の車の仕上げ作業の続きを行います!前回の記事ではボディの磨き作業を行いました。今回は磨いて綺麗になった塗装面を守るためにガラスコーティングを施工します!洗車のついでにプシュプシュとスプレーする簡易的なタイプのものではなく、車を買った時にお店から勧められることの多い、軽自動車でも5~6万、大型車だと場合によっては二桁万円するようないわゆる「ガチ」のガラスコーティングですね。
まだブログの記事にはできていないのですが、「自分でできる!ガラスコーティングのメリットとデメリット!」という動画をYouTubeにアップしています。
3ヶ月位前に公開したものなのですが、あっという間に僕の動画の中で2番目に再生された動画になっています。
といっても5万回程度なのですが(・ω・)
そこで沢山の方DIYでのガラスコーティングの施工に興味を持っているのではと思いました。特にこのブログの読者様やYouTubeのチャンネル登録者様は自分で磨きもされる方も多いので当然かなと思います。
という訳で今ちょうどガラスコーティングを施工する車があるのでそちらを使ってガラスコーティングを施工する際のポイントや注意点などの情報をシェアしていきます!
施工前のポイント
下地を作る
まずは、下地を整えましょう。ここでの下地とは塗装面のことです。具体的には磨いて均しておくということですね。
ガラスコーティングに限らずコーティングには車を光らせたり綺麗にする作用はありません。ここを勘違いされている方も多いのですが、コーティングは「Coat」=「包む」ものです。ですので綺麗な塗装面に施工してこそ光沢を艶を出したり、雨や紫外線からの保護など本来の性能を発揮できるのです。
経年車で表面の荒れたボディに施工しても何も意味はありませんので、必ず施工前に磨きを入れるようにしてくださいね。
洗車をしておく
次に、施工前には必ず洗車をしてボディの汚れを落としておきましょう。
汚れた状態のボディのままガラスコーティングを施工してもただボディを傷付けるだけの行為になってしまいます。そしてガラスコーティングは水気厳禁の製品が多いので、洗車後はしっかりと拭き上げを行って水気を取っておきましょう。
エアブローが出来る方はドアの隙間やグリルなど、拭き取りが難しい部分の水気を飛ばしておくと直良しです。
洗車についてもこのサイトでは沢山紹介していますのでご参考ください。
屋内で施工する
先程お伝えした通り、ガラスコーティングは水気厳禁の製品が多いです。
施工中や乾燥時間に濡れないように、施工は必ず屋内で行いましょう。風も通さないガレージの様な囲まれたところがベストですが、それが難しい場合でも最低屋根のある場所で施工するようにしてくださいね。
明るい場所で施工する
塗り込み型のガラスコーティングの施工で一番多い失敗は「拭き残し」です。
拭き残しを見逃さないために明るい所で施工しましょう。電気だけでなく日光も入るところだと完璧です。
天気
そして天気も重要です。水気厳禁ですので湿度の高い雨ではなく晴れの日に施工する方がよいでしょう。
あまりに湿度が高いとボディの表面が結露することがありますが、そんな状況では施工できません。水気厳禁のガラスコーティングを施工する時は湿度の低い晴れか曇りの日を選びましょう。
時間帯
最後に季節と時間帯にも気を付けましょう。
これから紹介する塗り込んで硬化するタイプのガラスコーティングは一般的に気温が高い程硬化が早くなります。ですので夏場に施工する場合は気温が高くなる前の午前中か早朝に行いましょう。夏場の日中は硬化がとても早くなり余計に急がないといけなくなるので避けた方が無難です。ちなみに夜は気温が低くてもボディに虫が寄ってきて付着しますのでおすすめしません。
逆に気温が低過ぎても硬化が遅れてしまいますので冬場に施工する場合は午後一の暖かい時間に施工するとよいでしょう。
ガラスコーティングの施工方法
今回の施工で使うのは当店が代理店をしているカーケアブランド「THE ONE」から近々発売予定のガラスコーティングです!
こちらは撥水性の製品で耐用年数の目安は3年です。製品(溶剤)そのものは既に完成しているのですが、パッケージ等の最終調整がまだ終わっていません。来年初旬には発売予定との事です。
まずはこのコーティング剤を付属の専用スポンジに溶剤を付けてからボディに塗り込んでいきます。
そしてマイクロファイバークロスで拭き取ってから乾燥させる。これだけです。簡単でしょ?
この製品だけでなく、他の塗り込み型のガラスコーティングも基本的に施工方法は同じです。塗って拭いて乾燥。これだけです。ただし、施工内容そのものは簡単なのですが、実際にやってみると難しい。そのあたりは以前アップした動画でもお話していますが、今回は上手に施工するためのポイントをお伝えします。
施工中のポイント
作業スピード
1つ目のポイントは、作業スピードです。
溶剤を塗った瞬間から硬化が始まりますので、できるだけ早く、且つ正確に作業を進める必要があります。
塗り方
次に塗り方です。コーティング剤は一度しっかり塗ってしまえば何度も塗り込む必要はありません。そして溶剤は結構伸びます。
厚塗りし過ぎると液ダレして余分なところに溶剤が付いてしまうかもしれませんし、材料ももったいないです。そしてすぐにクロスで拭き取りますので厚塗りする意味はまったくありません。
塗る順番
ガラスコーティングを施工するパネルの順番ですが、洗車や磨きと同じで、高いパネルから順に低いパネルに作業していきます。
ただし、最初にルーフを全て施工してから他を作業しようとすると、車の周りを移動する回数が増えます。先程お伝えした通り、スピードがとても大切で時間を有効に使わないといけないので無駄な移動はできるだけ省きます。具体的には、僕は次のような順番で施工しています。各順番毎に塗る&拭くのセットです。
1.左半分のルーフ
2.左前後ドア
3.リアゲート、リア左右フェンダー、リアバンパー
4.右半分のルーフ
5.右前後ドア
6.ボンネット、フロント左右フェンダー、フロントバンパー
左半分のルーフから始まって車の周りを1回転しながら施工していくイメージですね。もちろん反対周りになっても構いませんが、フロントは最後に施工します。
理由は、車の「顔」であるボンネットやライト、グリルなど一番目立つ部分を最後に施工します。最後に施工するということは乾くのも一番最後になります。
最後のチェックで車の顔であるフロント周りに万が一拭き残しがあったとしても乾燥が遅いので簡単に拭き取れるように一番最後に施工しているのです。
ベースはこの順番で施工しますが、夏場で気温が高く硬化も早い場合はパネル1枚毎に作業したり、反対に冬場で硬化が遅い場合は3~4パネル一気に塗って拭き取る場合もあります。
コーティング剤の種類によっては硬化がとても早い場合がありますので、初めて施工される場合は季節や気温に関わらずパネル毎に施工した方がいいかもしれません。
拭き方
塗り込むタイプのガラスコーティングで一番重要な工程が拭き取りです。
拭き残しを作ってそのまま乾燥すると後から修正するには研磨して磨きから再びやり直さないといけません。超面倒。
拭き残しを作らないための拭き方のポイントは、ケチらずにどんどん新しいクロスを使って作業することです。コーティング剤を購入すると、たいてい拭き取り用のクロスが1~2枚は付属しています。ですが、この2枚のクロスだけで拭き残しを作らず作業を終えるのは難しいです。
同じクロスで拭き取りを続けると、だんだんクロスが拭き取ったコーティング剤で濡れてしまい、いつまでたっても拭き取れなくなってきます。ですのでどんどん新しい綺麗な面を使って拭き取るようにしましょう。
具体的に僕が普段使っている方法をシェアします。
左右のポケットにクロスを1枚ずつ入れておきます。右側のポケットのクロスを1軍、左側のポケットのクロスを2軍とします。
コーティング剤の塗布が終わったら、まず1軍のクロスで拭き取りを行います。ここで全てを拭き取る訳ではなく、おおまかに8割程度拭き取るイメージです。そしてクロスを2軍に切り替えて残りの拭き取りと拭き残しの確認をします。
あとはこの作業をクロスの面を変えながら繰り返し行うのですが、続けているとまず1軍のクロスがベトベトになって拭き取れなくなってきます。
そうなったら1軍のクロスはもう使わずに、2軍で使っていたクロスを1軍に昇格させます。2軍で使っていたクロスは仕上げの拭き取りしか行っていないので、そこまで汚れていないのでまだ拭き取りを行えます。そしてまた別の新しいクロスを2軍に昇格させて仕上げの拭き取りを行います。
そしてまた1軍にクロスが汚れたら2軍のクロスを昇格させて・・・あとは同じことの繰り返しですね。
ちなみに僕の場合画像の車(ミドルサイズセダン)や軽自動車でも3~4枚、アルファードやエルグランドなどのラージサイズのミニバンだと5~6枚は使います。拭き取りには依然から紹介しているカークランドのマイクロファイバークロスがおすすめです。大量まとめ買いも可能です。あ、ボディを拭き上げる時は毛が長い面を使ってくださいね。
光の当て方
施工前のポイントで明るい場所での施工とお伝えしました。
拭き残しを作らないためには、明るい場所で施工した上で、色々な角度から光を当てて色々な視点から塗装面を確認する必要があります。ある角度では見えなかった拭き残しが別の角度で見えたりするのです。パネルに対して正面から、横から、上からなど色んな角度から拭き残しがないかチェックしてみてくださいね。
最初に紹介したYouTubeの動画ではわざと拭き残しを作ってお見せしているので拭き残しがあるとどうなるのか是非チェックしてみてくださいね。
全てのパネルの施工が終わったら、最後にもう一度拭き残しがないかの確認をします。問題がなければ乾燥に入ります。
ちなみに施工開始から最後の確認が終わるまで僕はこの車(ミドルサイズセダン)で約1時間くらいかかります。
もちろん車のサイズによって施工にかかる時間は前後するのですが、夏場だとコーティング剤の製品によっては1時間経つとかなり硬化が進んで拭き取り難くなるものもあります。ですのでできるだけ早く、正確に作業することが重要になります。
施工後のポイント
屋内で保管する
施工中と同じように、施工が終わっても乾燥が終わるまで屋内で保管するようにしましょう。せっかく拭き残しを作らずに施工できても、乾燥の途中で水に濡れてしまうとシミになってしまいます。
乾燥時間を守る
ガラスコーティングは製品毎に乾燥時間が定められています。8時間、24時間、48時間など、製品によって様々ですが、必ず定められた乾燥時間を守りましょう。接触乾燥が終わっていても、中まで硬化していないことがよくあります。コーティング本来の性能を最大限発揮するためにも定められた乾燥時間はしっかりと守りましょう。
乾燥が設定された時間より長くなる分には全く問題ありません。
施工完了!
乾燥も終わり、施工が完了しました!
めちゃめちゃ綺麗です。バッチバチに光っています。
最初にもお伝えしましたがこのコーティングは撥水性です。どの様に水を弾くかは写真より動画の方がよく伝わるかと思います。この記事の最後に動画のリンクを貼ってありますので是非ご覧ください!
車両概要
記事の冒頭でも少しお伝えしましたが、今回の撮影で使用した車両は内外装の仕上げ作業後にヤフオクに出品予定になっています。
2006年(平成18年)式 BMW 3シリーズセダン(E90)
320i Mスポーツパッケージ
エンジン:直列4気筒DOHC 1,995cc
最高出力:150ps/6,200rpm
最大トルク:20.4kgm/3,600rpm
トランスミッション:6速AT
駆動方式:後輪駆動(FR)
乗車定員:5名
走行距離:109,192km(2018/10/23時点)
車検の有効期限:2020年2月28日迄
内装色:ブラック
シート表皮:ファブリック
まとめ
今日はDIYでガラスコーティングを施工する時のポイントをお伝えしました。
以前動画でお伝えしているのですが、ガラスコーティングの原価はそれほどかかりません。ほとんどは技術料(人件費)と設備代です。なので自分で技術と施工できる環境をカバーできるのであれば、DIYでやってみる価値は大いにあると思います。
この記事で使用したガラスコーティングは近々発売予定です。僕のオンラインショップでも発売する予定ですので正式に日程が決まりましたらまたご報告します!
興味がある方はメールかSNSからDM頂ければ一足早く販売させて頂くことも可能です!
今日の記事の動画はこちら!