ここんにちは!WCです!
WC Worksのブログをご覧頂きありがとうございます。
このブログでは誰にでも簡単に車を綺麗にできる方法やコツをお伝えしています。
今回の記事でも前回に引き続き12月にヤフオクに出品予定の車の仕上げ作業を行います。今回の作業はウインドウモールの磨きを行います!
ウインドウモールってどこ?
まず、ウインドウモールをご存知でない方もおられると思いますのでがどこかをお伝えしますね。ウインドウモールとは窓の周りの部品の事です。
・ウインドモールの画像。指差ししている黒い部分です。
上の画像の場合は塗装(黒)仕上げのモールですが、他にもメッキだったりアルミ、ゴムのモールもあります。
ウインドモールはボディの中では小さく面積も狭い部品なのですが、紫外線や雨のダメージを受けやすいため傷みやすいです。そして挿し色やアクセントとして装着されているので、小さな部品ですがここが汚れたり傷んでいると目立ちます。
・傷んだモール。面積は狭くても目立ちます
車の印象に関わる部品ですので綺麗に仕上げていきます。ついでにモールにくっついているピラーも併せて磨きます。
施工の流れ
今回の施工についてですが、本当は以前お伝えしたドアハンドル周りの磨きの記事でも紹介したクロスにコンパウンドを付けて手磨きしようとしたのですが思った以上にダメージが重く手磨きではウロコが除去できませんでした。
なので今回は手磨きではなくがっつり磨いていきます。手磨きであれば作業は楽だったのですが。。。
施工の方法
マスキング
まずマスキングを行います。マスキングする場所は大きく2つに分かれます。
1つはドアの開口部分です。ドアを開けて作業しないと境目が綺麗に磨けないのですが、ポリッシャーを使うとどうしてもコンパウンドが周りに飛び散ります。そのまま作業してしまうと内装を汚してしまうので新聞紙などを使って内装を汚さないようにマスキングします。
・ドアの開口部分。モールとの境目にマスキングテープを貼っています
もう1つはモールとドアパネルやガラスとの境目です。ここをマスキングしていないとガラスやボディを傷付けてしまったり、反対に際まで磨けなくなってしまいますのでしっかりマスキングします。
なお、マスキングの方法やコツについてはまだブログでは公開できていませんが、YouTubeの方では既にアップしていますのでよろしければご参考ください。
粗研磨
モールのダメージが酷いので次に2000番のサンドペーパーで粗研磨します。この段階で大体の傷を消してしまいます。
もう少し粗いペーパーを使ってもよいのですが、初めて施工される場合は2,000番程度で行うほうがよいと思います。塗装を剥がしてしまっては意味がありませんので。
サンドペーパーでの作業のコツは、力を入れ過ぎずに作業することです。ペーパーに指を2,3本沿えて優しく研磨しましょう。ペーパーの力で研磨するイメージです。そうする事によってまんべんなく均等に研磨する事ができます。決して指を押さえつけてゴシゴシ擦ってはいけません。作業ムラの元になります。研磨力が足りなければより粗いペーパーを使ってください。
上の画像は2,000番のペーパー傷です。2,000番でも割としっかり傷が入って塗装面は白くなります。初めての方はびっくりして焦られるかもしれません。が、この程度であればポリッシャーとコンパウンドで磨けば消えます。
この工程は後の磨きの工程を少しでも楽にするために、粗研磨で大きな傷を除去するのが目的です。
ちなみにこの工程は傷やウロコがそこまで酷くない(手磨き以上粗研磨以下)のであれば省いて問題ありません。
磨き
ギア×ウール×極細目
続いてポリッシャーでの磨きを行います。まずはギアアクションポリッシャーにウールバフ、極細目のコンパウンドで磨きます。
この段階でしっかりペーパー目と残った傷やウロコを消してしまいましょう。
ただしモールは面積が狭くバフが当てにくいので注意しましょう。ポリッシャーがシングルではなくギアを選んだのはギアの方が面積が狭くても作業がしやすいからです。バフはできるだけゆっくりと動かしながら、コンパウンドが無くなるまで磨き込みます。
ギア×ウレタン×超微粒子
最後にウールの目消しと艶出しのために、ギアアクションにウレタンバフ、超微粒子のコンパウンドで磨きます。特にピラーはモールに比べ面積が広いのでしっかり作業します。
この工程でも先程と同様バフはゆっくり動かしながらコンパウンドが無くなるまで磨き込みます。ちゃんと磨けていればしっかり艶が出ます。
完成!
磨きが終わった後は表面を拭き上げて表面の確認をして問題がなければ完成です!
施工後の写真。小傷やウロコは消え綺麗な艶も戻りました。モールやピラーが綺麗だと車全体が締まって見えます。
他にも応用可能!
この記事で紹介した方法は黒以外の塗装モールでも使えるのはもちろんですが、アルミのモールの腐食などにも使えますし、ボディの塗装面でも使えます。ボディの磨きでもポリッシャーでは除去できない傷がある場合は最初にサンドペーパーで研磨します。色々なところで使える方法ですので是非ご参考頂ければと思います。
ただし、樹脂のモールはこの方法では磨けませんので注意してくださいね。
車両概要
冒頭でも少しお伝えしましたが今回の撮影で使用した車両は内外装の仕上げ作業後ヤフオクに出品予定になっています。
2006年(平成18年)式 BMW 3シリーズセダン(E90)
320i Mスポーツパッケージ
エンジン:直列4気筒DOHC 1,995cc
最高出力:150ps/6,200rpm
最大トルク:20.4kgm/3,600rpm
トランスミッション:6速AT
駆動方式:後輪駆動(FR)
乗車定員:5名
走行距離:109,192km(2018/10/23時点)
車検の有効期限:2020年2月28日迄
内装色:ブラック
シート表皮:ファブリック
まとめ
今日はウインドウモールの磨きについてご紹介しました。
ここが綺麗だと車全体の印象がグッとよくなります。またこの施工方法は他にも色々なところで使えますので是非ご参考ください。
このブログでは他にも磨きに関して沢山の記事や情報をシェアしておりますので磨きについてもっと詳しく知りたい方は過去の記事も是非チェックしてくださいね。手っ取り早く要点をサクッと学びたい方は車磨きの教科書と車磨きのコンサルがおすすめです。
次回はワンランク上のタッチアップの方法についてお送りします!
今日の記事の動画はこちら!