こんにちは!WCです!
コーティングをすれば車は綺麗になるの?
コーティングをしていれば何もしなくてもOK?
YouTubeのコメントやDM、そして直接お話する方からもよくこんな声を聞きます。
おそらく企業の広告戦略によるコーティング=綺麗、というイメージが強くその部分ばかりが先行しているように思います。そのイメージは決して間違ってはいないのですが、大きな誤解があります。
この記事では
コーティングでは車は綺麗にならない
コーティングの本当の目的
について解説します!
筆者である僕は兵庫県で6年以上カーケアショップを経営しています。これまでに何百台もの車にコーティングを施工してきました。このブログやYouTubeでもコーティングについての情報を発信しています。気が付けばチャンネル登録者数は2万人、アップした動画も200本、総再生回数は580万回を超えました。
元々は僕も脱サラして今のショップを開業しましたが、当然僕も最初は経験ゼロからのスタートでしたので、少しでも僕の経験が参考になれば幸いです。
ちなみに以前の記事ではDIYでのコーティングの施工についても解説しておりますのでぜひそちらの記事もご覧ください。
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この記事の内容
コーティングでは車は綺麗にならない
まず、コーティングに車を綺麗にする効果はありません。
「え、コーティングって車を綺麗にするためのものじゃないの?」と考えておられる方も多いと思います。ですがこれが事実です。
ちなみにここでいうコーティングというのは、洗車のついでにプシュプシュと施工するような簡易的なコーティング(ガラス系コーティングなど)や、お車を購入した際に販売店から勧められる「ガチ」のコーティング(硬化型ガラスコーティングなど)どちらも含めて一般的に「コーティング」と呼ばれるもの全般に言えることだと思ってください。
もう一度言いますが、そのコーティングに車を綺麗にする効果はありません。
コーティングで傷は消えない
コーティングと聞くと、溶剤を塗り込むイメージがあるかと思います。正解です。
でもその溶剤には車に付いた傷やシミを消す効果は無いのです。厳密には、コーティングの被膜に収まるレベルの深さの傷では消える(というか埋まる)のですが、そのレベルの傷はごく浅く目で見てもほとんどわかりません。
ですので、中古車や経年車などで長年の洗車傷やウォータースポットでくすんでしまったボディにコーティングを施工しても傷は消えず車は綺麗にはならないのです。
綺麗にするには磨きが必要
では車に付いた傷を消して綺麗にするにはどうすればいいのか?
下の画像を見てください。
傷というのは書いて字の如く塗装面がダメージを負っている状態です(上の画像)。ではこの傷を消すにはどうするのかというと、磨き(研磨)を行って塗装面を削ります(下の画像)。
傷が入っていない深さまで磨かれた塗装面は新車と同様真っすぐとなり本来の美しさになるのです(下の画像)。
このように、傷やシミを消して綺麗にするためには磨きという作業が必要になります。特に中古車や経年車のコーティングには磨きを含む下処理が欠かせません。下の画像は最初の写真の車を磨いた後のものです。磨くとここまで綺麗になります。
コーティングは綺麗になった塗装面の上に施工してこそ本来の性能を発揮するのです。
コーティングの本当の目的
そもそも、コーティングというのは英語の「Coat」=覆う、塗る、etc...からきています。
つまり、コーティングの本当の目的は車を綺麗にすることではなく守ることなのです。
新車や磨いて綺麗になった塗装面をコーティングで保護して綺麗を長持ちさせる、とも言えますね。
もちろん水を弾いたり、汚れを付きにくくするといった効果もあるのですが、コーティングの本質的な目的は綺麗にすることではなく守ること、ということを覚えておいてくださいね。
当然メンテナンスは必要
コーティングが皮膜を守ってくれるからといって、何もしなくてもいい訳ではありません。当然ですがどんなに素晴らしいコーティングを施工していてもほったらかしにしていると汚れますしシミもできます。
コーティングを施工していようがいまいが、カーケアで一番大切なのは日頃のメンテナンス、具体的には洗車、です。コーティングを施工していると汚れは付きにくく落としやすくなるものが多いので洗車も楽しくなると思いますよ。
さあ、やってみよう!
ということで今回はコーティングでは車は綺麗にならないということ、コーティングの本来の目的についてお伝えしました!
ちなみに施工そのものはそこまで難しくないのでDIYでも施工できます!過去の記事ではコーティングの施工の方法や磨きについての記事もたくさん書いておりますので是非そちらもチェックしてみてくださいね!
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YouTubeでもがっつり解説してます!