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洗車に比べて研磨にブームが起きない理由【2選】

こんにちは!WCです!

洗車ブームが起きてもう随分経ちますが、洗車の次のステップである磨きや研磨まで行っている人はまだまだ少ないかと思います。SNSを見ていても洗車に関する情報発信を行っている方やインフルエンサーの方はたくさんおられますが、それに比べると研磨に関する情報発信をしている人は少ないですね。自分で研磨までできるようになるともっとカーケアライフが充実するのは間違いないのですが、今のところ研磨にブームが来そうな気配はありません。そこでこの記事では、

✅洗車に比べて研磨にブームが起きない理由

について僕なりに解説していきます。磨きを始めるにあたり、個人的には2つのハードルがあると思っています。


❶技術的なハードル

❷環境的なハードル


これらが主なハードルになるかと思います。ただし先入観だけが先行していて誤解を生んでいる部分もたくさんあるかと思いますのでそのあたりも解説していきます。車磨きに興味があるんだけどちょっと…と抵抗を感じておられる方は是非最後までご覧ください。この記事を読み終わる頃には車を磨きたくなっている…はず。

また前回「手洗い洗車の限界」というテーマで記事を作っておりますので、先にそちらをご覧になって頂くとよりこの記事の理解が深まるかと思います。

ちなみに筆者である僕は兵庫県で7年以上カーケアショップを経営しており、これまで何千台もの車を洗って磨いてきました。このブログやYouTubeで磨きやコーティングについての情報も発信しています。気が付けば動画は230本以上、チャンネル登録者様数は2万6千人を超えました。元々は僕も脱サラして今のショップを開業しましたが、当然僕も最初は経験ゼロからのスタートでしたので、少しでも僕の経験が参考になれば幸いです。

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技術的なハードル

まず、洗車に比べて研磨が広がらない理由として、磨きの技術的なハードルの高さが挙げられます。個人的にはこれが一番大きな理由じゃないかなと思っています。

車磨きは塗装の表面を削る行為です。成功すれば荒れていた塗装面は均一になり新車時と同様、むしろそれ以上の輝きを手に入れることができます。半面、失敗すれば磨き過ぎて塗装を飛ばしてしまったり、傷を作ってしまうリスクも孕んでいます。この、「磨きは失敗すれば塗装を飛ばしてしまう危険性があるので怖い」というマイナスイメージが先行して敬遠されていることが多いように思います。

研磨にはリスクがあるのは事実。だけど…

研磨の技術や道具は進化しています。特に道具の進歩は目覚ましいものがあります。例えば昔は難易度の高いシングルアクションポリッシャーしかありませんでしたが、最近はギアやダブルなどいろんなポリッシャーやバフ、コンパウンドを選ぶことができます。特に僕のブログや動画をご覧の方は40~50代の方が多いので、このポリッシャー=シングル=難しくて危険、という以前のイメージをお持ちの方が多いのではと感じています。

車磨きに関わらずどの研磨でも言えることなのですが、研磨力の高さに比例して難易度が高くなります。反対に研磨力が低いほど難易度も低くなります。いきなりシングルアクションポリッシャーとウールバフで磨こうとすると技術的なハードルはかなり高くなりますが、僕がおすすめしている小オービットのダブルアクションと柔らかいウレタンバフでの研磨は研磨力は低いですが簡単ですし何よりリスクを抑えて安全に磨くことができます。余程極端な使い方をしない限り塗装を飛ばしてしまうことはまずありません。

研磨力が低いと言っても、今まで研磨をしたことがない方にとっては洗車では得られない劇的な変化が感じられるはずです。まずはパワーが低く安全な道具の組み合わせから始めてみて、慣れてもの足りなくなってきてから徐々に強くしていけばいいのです。

つまり、技術的な問題に関しては正しい道具で始めることによってそのハードルをグンと下げることができるということです。

環境的なハードル

次に、環境的なハードルも研磨が普及しない原因になっているかと思います。具体的には愛車を保管されている環境=研磨を施工する環境、ですね。田舎の方では屋根付きガレージも珍しくありませんが、都心部や郊外の住宅地ですとカーポートや青空駐車という方も多いでしょう。また電源も取れれば理想ですが、それも環境によっては取れない場合もあるかと思います。そして住宅街でお隣が近い場合は騒音を気にされる方もおられるかと思います。

流石にこんな所では磨けない

1つずつクリアにしていきましょう。

まず施工する場所ですが、雨風を凌げる屋根付きのガレージが理想ですが、風の無い日であればカーポートでも十分施工は可能です。曇っていれば青空駐車でも施工はできますが、天気は読めないので屋根はある方が安心ですね。

続いて電源です。こちらも取れればベストですが取れない場合、主に電気を使うポリッシャーとライトはコードレスのモデルもありますので電源が無くても施工は可能です。何時間も連続して作業を行う場合はポリッシャーの予備のバッテリーが複数必要になります。

最後に騒音については許容されるレベルがどの程度にもよりますが、電動工具を使うのが問答無用でNGな環境なのであればポリッシャーでの施工は避けた方が無難でしょう。そのような場合は僕が車磨きのスタートとしてもおすすめしている手磨きでの施工を試してみては如何でしょうか。手磨きであれば騒音は皆無ですし、ポリッシャーに比べるとパワーと効率は落ちますがそれでも十分車磨きの世界を味わって頂けるかと思います。

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そしてこれらの問題をまとめて解決してくれるのが最新の「セルフ洗車場」です!昨今の洗車ブームで全国でどんどん増えています。昔ながらのセルフ洗車場とは違って最近の洗車場は電源や照明の設備まで整っており洗車だけでなく研磨も行えるところが増えています。中には屋内や地下に洗車場があったり、ポリッシャーなどの道具も貸してくれるところもあります。完全個室でプライベートな空間で施工できるところもありますので、そういった洗車場であれば環境面の複数のハードルもクリアしてくれるでしょう。

プロショップ並みの環境

まとめ

ということで、今回は「洗車に比べて研磨にブームが起きない理由」というテーマでお届けしました。車磨きを行うにはハードルがあるのは事実ですが、先入観が先行しているだけで意外にそのハードルは簡単にクリアできるかもしれません。自分で研磨ができるとよりカーケアのいろんな引き出しが増えると思いますのでぜひ挑戦してみて頂ければと思います。自分で磨きをやってみたいという方は関連記事もご覧くださいね。


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手っ取り早く要点をサクッと学びたい方は車磨きの教科書がおすすめです。コスパ、タイパともに抜群です。無駄なお金と時間を使わず最短で基本を固めてしまいましょう。さあ、洗車の向こう側へ。あなたのカーケアライフに確変を起こします。


それでは今日も最後までご覧頂きありがとうございました!

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