こんにちは!WCです!
WC Worksのブログをご覧頂きありがとうございます。このブログでは誰にでも簡単に車を綺麗にできる方法やコツをお伝えしています。
今日も磨きについての記事です!
前回の記事で傷をピンポイントで消す磨きを紹介しました。今回はその応用編ということでパネル全体(面)の磨きたいと思います。
・ボディもガラスも内装もこれ1本でまとめてOK!まさに魔法のコーティング剤!!
・あなたの洗車、間違っていませんか?かえって車を傷付けていませんか??
磨く車はホンダのライフ(JC1)の黒です。
中古車の磨きで当店に入庫したのですが、経年車、かつ色が黒だということもありかなり傷が目立ちます。
ルーフも同様です。
どの車でもそうなのですが、ウォータースポットが発生しやすいのはルーフやボンネット、トランクなど上を向いているパネルです。停まった状態だと水が溜まりやすく流れにくく、残った水がそのまま乾燥するとシミになってしまいます。日差しの強い夏場でボディの温度も高くなる濃色のボディだと、ボディと直射日光で焼かれてあっという間にウォータースポットができてしまいます。
ですがこのウォータースポットや傷も磨けば綺麗になります!
まずはシングルでガッツリ!
まずは最初の磨きでガッツリ研磨して大きな傷を取り除きます。
使用する道具は、シングルアクションポリッシャーにウールバフ、そして極細目のコンパウンドです。僕が使っている中で一番パワフルな組み合わせですね。
まずポリッシャーを軽く回転させながら磨く範囲にコンパウンドを伸ばします。
こんな感じです(ちょっと多いぐらいですね)
そして、磨く範囲ですが、一度にパネル全体を磨く訳ではなく、何回かに分けて磨いていきます。大体の目安は1回につき約50㎝四方程度です。
まずポリッシャーを軽く回転させてながら磨く範囲にコンパウンドを伸ばします。
コンパウンドを伸ばし終わったらしっかりポリッシャーを当てて磨きます。
バフの動かし方
僕はシングルを使うときは一番低速で回しながら、バフもゆっくり動かします。
動かし方は最初は並を描くように規則的に動かしますが、途中からは不規則に動かします。それをコンパウンドが無くなるまで続けます。それ以上磨き続けるとボディの温度がどんどん上昇しからみや焼き付きも発生しますので注意しましょう。
色々試しましたが今のところ僕はこの方法が一番バフ目が少なく綺麗に磨けます。
角も磨く!
また、パネルの角やプレスラインについてですが、角は磨かないと言う方もおられると思いますが、僕は磨きます。
逆に角が綺麗な方が車全体が締まって見えます。ただし、塗装を飛ばしやすい部分であることは間違いありませんので、角だけを集中的に磨くということはしません。
上の画像のようにプレスラインにはマスキングをして磨かない方もおられますが、僕は磨きます。
まだまだ終わりじゃない!
下の画像をご覧ください。
画面左が施工前、右が施工後です。画像でも違いがご確認できるかと思います。
ですが、一見綺麗に見えますが、傷は消えてもまだバフ目が残っています。ボディが黒なので余計に目立ちます。
一旦車を外に出して太陽の下で確認すると・・・
画像の〇の部分にモヤモヤしているものが見えますでしょうか?これがバフ目、いわゆるオーロラと呼ばれるやつです。
この画像だと分かりにくいと思いますので次の画像をご覧ください。
綺麗なオーロラが見えますね。だがしかしここは北欧ではありませんよ。
元々あった傷やウォータースポットや除去できましたが、研磨力の高いポリッシャーとバフ、コンパウンドで磨くと磨いたことよってどうしても傷(バフ目)ができてしまいます。そしてバフ目は淡色では目立たないのですが、黒などの濃色はとても目立ちます。ですので黒は磨くのがとても難しいのです。逆に言うと職人の腕の見せ所でもあります。
このあたりも黒の車はお手入れが大変な理由の1つですね。ボディの色とお手入れの関係については以前の記事をご覧ください。
という訳で次はこのバフ目を消す磨き、「目消し」を行います!
ウレタンで目消し!
次はシングルアクションポリッシャーにウレタン(スポンジ)バフ、
そして超微粒子のコンパウンドで磨いて目消しをしていきます。
ポリッシャーの回転速度や動かし方など、磨き方は先程と同じですがこの磨きでは先程より広い範囲を一度に磨きます。
作業のポイント
ポイントとしては、シングル×ウレタンの組み合わせは焼き付きを起こしやすいので、最初はバフを塗装面にべったりと付けずに少し立てて角度を付けて当てます。
そしてコンパウンドが馴染んできたら面でしっかり当てて磨くと焼き付きを起こしにくいですよ。
大きな傷は最初の磨きで取れていてこの磨きの目的は目消しですが、バフ目は軽く磨けば消えるのであまり時間はかけずに作業します。
ギアでも目消し!
2回目の磨きが終わった状態でほとんどバフ目は消えているのですが、最後にもうひと手間加えて仕上がりをアップさせます。
使う道具は、ギアアクションポリッシャーにウレタンバフ、そしてポリテックスを使って磨きます。
ポリテックスは以前の記事でも紹介しましたが、超微粒子サイズのコンパウンドにフッ素とシリコン系の成分が入ったものです。
前の磨きで目消しを行いましたが、シングルでしか磨いていません。
その上から動きが不規則なギアで磨くことで完全に目を消してしまいます。さらにポリテックスは磨きながら表面をコーティングしてくれるので仕上がりのレベルがアップします。
磨き方は他と同じでまずはポリテックスをボディに伸ばしてから磨き込んでいきます。ギアアクションの場合は軽く押さえる程度でOKです。
これで磨きは終了です。あとはボディを拭き上げたら完成です!
最初の磨きで残っていたバフ目は綺麗になくなりました!超微粒子とポリテックスで磨いたことで艶も増しています!
まとめ
今日は磨きの応用編ということで面を磨く方法をご紹介しました。車全体を磨く場合はこの作業をパネル毎に行っていきます。
また、今日ご紹介したのは王道の方法や道具ですが、磨きには色々なやり方があり職人さんによって考え方も異なります。あくまでも現時点で僕が一番良いと思っている方法をご紹介しておりますのでご理解の程宜しくお願いします。
次回は初めての方でも使いやすいギアアクションポリッシャーだけで面を磨きます!
今日の記事の動画はこちら!