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夏の中古車内外装仕上げ【前編】工程別作業のポイント

こんにちは!WCです!

新しいYouTube動画「夏の中古車仕上げ【前編】」をアップしました!

この記事では、工程毎の作業のポイントについて解説しています。普段使っている道具や関連動画も載せておきますのでぜひご参考ください!関連動画は初期のものがほとんどなのでクオリティが低いですがご勘弁を。

まずはエアブロー(4:38)から。

動画内でも紹介した通りエアーが真っすぐ出る通常のエアーガンより、回転しながら出てくるパルスガン(トルネーダーガン)の方が圧倒的に効率よく埃を飛ばすことができます。

埃が蓄積しやすい場所は

・シート(特に運転席)

・シートの隙間(特に座面と背面の間)

・フロア(特にシート下)

などですね。あとはエアコンの吹き出し口やダッシュボードとフロントガラスの隙間(虫が詰まったりすることが多い)などもポイントです。

僕が作業を行う順番は

運転席周り → 後席右 → 助手席周り → 後席左 → リアゲート周り

で行っています。同じサイドを前から順番に行うイメージですね。低い/高い場所の順番はどちらが先でも構いません。このあと掃除機で吸いますので。

この工程を行うことで、埃を飛ばせるだけでなくフロアやシートに絡んだ汚れ(砂や毛など)にエアーで刺激を与えることで次の掃除機掛けの工程での吸い取りがとても楽になります。

エアーコンプレッサーをお持ちでない場合は、ブロアやブロア機能付きの掃除機で行っても効果があります。

昔はブラッシングで汚れを掻き出していたのですが、今はエアブローで行ってます。

🔧使用した道具🔧
🎥関連動画🎥

掃除機がけ

続いて掃除機がけ(5:41)を行います。

まず掃除機がけを行う際のノズル(ヘッド)は上の画像のように先が細くなっている方が作業は捗ります。フロア、シート、その他吸えるところは全部吸ってください。

ポイントはノズルを細かく動かしながら何度も作業すること。特にフロアは砂や毛がカーペットの奥に詰まって一回では吸い取れないことが多々あります。ノズルを動かして角度も変えながら何度も作業をすることで少しずつ汚れがノズルに近づいてきます。また、シートの座面の縫い目の部分は汚れが溜まりやすいので注意してみてください。

注意点として、フロアやファブリックシートなどはノズルが接触しても構わない(むしろその方が作業しやすい)のですが、プラスチックや革の部品は接触すると傷が入る可能性がありますので気をつけてくださいね。

ルームクリーニングあるあるですが、3台に1台はマクドナルドのポテトの破片が落ちがち。

エアブローと掃除機だけでも車内はかなり見違えるはずです。

🔧使用した道具🔧
🎥関連動画🎥

洗車

そして洗車。フロアマット、エンジンルーム、ボディそれぞれ別々に解説します。使っている道具は最後にまとめて紹介しますね。

フロアマット

まずフロアマット(6:21)。

高圧洗浄機を使って汚れを掻き出しながら落とします。まず表面を軽く濡らしてからエンジンルームクリーナーをスプレーします。汚れが酷い場合はスプレー後暫く放置してください。

ポイントは高圧洗浄機は一定方向に当てること(上の画像の場合は左上から右下)。マットに縫い目がある場合は目に沿うようにしましょう。このとき、塗装と同じで少しオーバーラップさせる(重ねる)と洗い残しを防げます。

乾燥のときは動画の(7:50)のように吊るしたり掛けたりして高さを出しておくと重さで端から水がどんどん落ちるので乾燥が早いです。乾燥が遅い冬場は特に重宝します。

乾燥が終わって汚れが残っている場合は掃除機やコロコロを使って取るようにしてください。逆に高圧洗浄機の前は何もしなくてもOKです。

🎥関連動画🎥

エンジンルーム

続いてエンジンルームを洗います(7:54)。

基本的な作業の流れはフロアマットの洗浄と同じです。軽く濡らしてから、エンジンルームクリーナーをスプレー、そして高圧洗浄機で流します。フロアマットと同様汚れが酷い場合はスプレー後暫く放置して滞留させてください。

水をかける前にカバーをしたりしませんが、電気系統であるバッテリー周りとオルタネーターの周りはあまりジャバジャバ水はかけないようにしています。一部批判的なコメントを頂いたりもするのですが、今までこの方法で1,000台以上作業していますがトラブルになったことは一度もありません。エンジンをかけた瞬間にキュルっと鳴る場合はありますが、アイドリングするとすぐに消えます。

🎥関連動画🎥

ボディ

最後にボディを洗います(8:28)。水洗い、シャンプー、すすぎ、拭き上げそれぞれ解説します。

水洗い

高圧洗浄機を使って水洗いを行います。フロント周りは虫や異物が付着していることが多いのでしっかり落としてください。ポイントはいろんな角度から水を当てること。一方向からでは取れない異物も角度を変えるとすぐに取れたりします。

作業で意識して頂きたいのは隙間です。パネルとパネルの隙間、窓ガラスとモールの隙間、サイドミラーとハウジングの隙間、、、隙間にたまった汚れは高圧洗浄機でないと落とすことができません。タイヤハウスの中やホイールの隙間も忘れずに洗ってくださいね。

そして外側だけはなくドアの内側やピラーも洗います。特にドア内側下部は汚れが溜まっていることが多いのですが、この段階で高圧である程度落としておくと後の拭き上げがもの凄く楽になります。多少内装が濡れてしまうかもしれませんが、後で拭くので気にしなくても大丈夫です。

注意点として、飛び石や塗装が剥がれている部分に高圧洗浄機を当て過ぎるとそこから広がってしまう可能性があるので注意してください。

シャンプー

シャンプーでのポイントは決して強く擦らないこと。大きな汚れは水洗いで落としているはずなので、強く擦らなくても汚れは落ちるはずです。スポンジやミットの動きは円を描くのではなく一定方向に直線に動かしましょう。パネルの端から端や汚れを「切る」イメージです。グリルやエンブレムの隙間など必要に応じてディテーリングブラシも使います。

参考までに、僕はこの中古車仕上げの仕事ではフォームガンを使った予備洗浄は行いません。単価が低いため時間を短縮したいのが一番の理由ですが、個人的には予備洗浄にそこまで時間対効果を感じないためです。

ちなみにフォームガンがなくても高圧洗浄機を使うと簡単にクリーミーな泡が作れます。

拭き上げ

シャンプーを残さないようにすすいだら、最後は拭き上げを行います(9:18)。

大きめのマイクロファイバータオルを使うとあっという間に水気を取れるのでおすすめです。ボンネットやルーフなど上を向いているパネルはクロスを乗せて引っ張るだけでOK。側面のパネルも軽く当てるだけで水分を取ってくれます。

大きいマイクロファイバータオルは細かい部分の作業は苦手ですが、磨く前は硬化型ガラスコーティングの施工前のように完全に水分を取る必要はないのでこれで十分です。

🔧使用した道具🔧

まとめ

ということで今回は動画でさくっと紹介した作業の工程毎のポイントを解説しました。

今回洗車まで終わったので次回の動画ではマスキングと磨き、そして仕上げの拭き上げの様子をお届けします。DIYでのカーケアにも応用できることがたくさんあると思いますのでぜひ次の動画とブログもチェックしてくださいね。

このブログでは他にも磨きに関する記事をたくさん公開しております。自分で車磨きをやってみたいという方はぜひ関連記事にも目を通してみてくださいね。


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手っ取り早く要点をサクッと学びたい方は車磨きの教科書と車磨きのコンサルがおすすめです。


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