こんにちは!WCです!
前回のビジネスの記事では、僕がコロナ禍になって強く感じていること、そして僕が収入源を増やすことを決めた理由をお伝えしました。
今回はそもそも何故僕がサラリーマンを辞めて起業し自営業になったのか、そして何故カーケアビジネスを選んだのかについてお伝えします。
ビジネスの選び方についてはこれから副業や起業で事業を興そうと考えておられる方には特に参考になるかと思います!
前回の記事でも少し触れましたが、僕は関西外国語大学の外国語学部を卒業後、某国内軸受メーカーに総合職として就職しました。なぜその会社を選んだかというと、僕の就活の基準が、いろんな仕事があるメーカーであること、将来海外で働ける可能性があること、そして外資ではなく日系企業であること。このあたりが軸だったからです。
他にもいくつか内定は頂きましたが自分の希望に一番近く入りたかったその会社に決めました。ちなみに「ベアリング 大手」で検索するとすぐに出てくる会社です。今思えば相当優良企業でしたね。内定式直前にリーマンショックが起こって内定を取り消されないか心配しましたが大丈夫でした。
ちなみにもしこれから就職活動をされる方は、就活で得られる会社の情報なんてほんの一部に過ぎず、入社前に中身まで理解のしようがないので迷ったら色々考えた上で直感を信じて自分が納得できる基準で決めればいいと僕は思います。
サラリーマン時代の仕事
会社には約5年半勤めましたが、最初の3ヶ月間の現場実習期間以外は全て貿易に関する部署で主に輸出に関する業務に携わっていました。
日本で作った製品を海外の子会社に輸出(販売)するのですが、海外からの依頼を元に工場への生産依頼の手配と工場出荷のフォローがメインの業務でした。今の仕事とは全くと言っていい程関係ありませんね。笑
僕はエリートサラリーマン!とは言いませんが、いわゆる「大手優良企業」で働いていましたね。エッヘン。
何で辞めたの?
じゃな何故そんないい会社を辞めたの?ということなんですが、大きな理由は2つあって、まずは会社への不満。それともう一つは家族です。あまり詳しくは書きませんが、仕事で納得できない理不尽なことが続いたこと、そして結婚して家族が増えたことで色々事情が変わったことが原因ですね。
数年間はどうしようか悩んでいたのですが、最後の年にもう1つ理不尽なことがあってそこでプツンと糸が切れた感じですね。愛想が尽きたというか。逆にそれがなかったら今でもズルズル働いていたかも知れませんね。いい意味で踏ん切りがつきました。感謝感謝。
転職はしない
退職を決めたとき僕は家族で岐阜県に住んでいました。会社を辞める時は転職ではなく地元に帰って起業する!と決めていたので、妻と親を説得し兵庫県に帰ってくることになりました。
なぜ転職しなかったかというと、大学生くらいの頃からぼんやりと起業に興味があったこと、そしておそらくどの会社に勤めても多かれ少なかれ不満や理不尽なことはあるはずだから、それだったら全て自分で決められて納得できる会社を自分で作ろうと思ったからです。
中々の決心ですね。ただこれも最初は悩みまくっていたことがどうでもよくなるくらい決断した時には腹をくくっていましたね。
何でカーケアで起業?
脱サラを決めたとき、僕は具体的に何で起業するか決めていませんでした。なので独立や起業に関する情報を雑誌やネットで調べまくりました。アントレの雑誌はよく買って読んでましたね。
そして僕が起業する上で条件としたのが、
・固定費が掛からない(低い)
・在庫を持たない
・利益率が高い
・興味を持てる仕事であること
この4つを満たす仕事に決めました。理由を具体的に説明します。
固定費が掛からない
まず固定費の掛からないビジネスが1つ目の条件でした。僕の仕事は現在も自分の家の部屋とガレージで一人で行っています。
例えば店舗型のビジネスは物件を借りると毎月賃貸料が掛かります。どれくらい仕事があるかもわからない状態でいきなり場所を借りるのは、リスクが高過ぎる上に今後も支払い続けることを考えるとできるだけ固定費は下げたかった。
なので自分の家(今ある環境)でできるビジネスを選んだのです。
これなら元々持ち家ですので追加で固定費での固定費は掛かりません。照明や換気、電気工事などガレージは多少改修しましたがその金額は月々に賃貸料に比べると微々たるものです。
在庫を持たない
2つ目の条件は在庫を持たない(持たなくていい)というビジネスです。
僕がサラリーマン時代の仕事で一番気を付けさせられていたことは、在庫の管理です。在庫は多過ぎると経営を圧迫してしまいますし、少な過ぎると急な需要の変動に対応できない。多過ぎず少な過ぎずの適正在庫をずっと維持できればいいのですが、これが難しい。
そして長期間保管できる商品であればまだマシですが、食品など長期保存できないものだと在庫管理は更にシビアになります。
そんな背景もあり「在庫は悪」ではないですが在庫を持たなくてもできるビジネスを選びました。
※今は物販事業も行っているので在庫は抱えているのですが、そこにもカラクリがあります。そのあたりはまた後の記事で。
では在庫を持たないビジネスとは具体的に何か?
職人ですね。あとはアーティストやコンサル、士業もそうですね。自分の技術や頭を使って商売するということです。
僕の場合はそれまで大企業で組織の一部として働いてきたので、手に職を付けることに憧れもあったのです。
利益率が高い
そして3つ目は利益率が高いビジネスということです。
またサラリーマン時代の話になりますが、会社の当時の営業利益率は数パーセントだったと思います。製造業であり材料や設備、人件費などさまざまな費用がかかりそれだけしか残っていませんでした。僕の会社が特別低かった訳ではありません。製造業で営業利益率が10%超えている会社はほとんどないと思います。
なので僕はできるだけ利益率が高いビジネスを始めることにしました。固定費を下げて在庫も無くせば自然と利益率は高くなります。更に人を雇わなければ人件費も掛からずその分利益率も高くなります。
当時僕は売上に対して85~90%程度の利益を残すことを目安にしました。
興味が持てる仕事である
いくらこれまでの条件を全て満たしていても、自分が好きな仕事、少なくとも興味が持てる仕事でないと続けられないと考え、洗車好きということもありカーケア業で起業することにしたのです。
そしていきなり経営は難しいと思い、ノウハウを学ぶためにカーケアビジネスの某フランチャイズに加盟しました。実は開業から数年は磨きとコーティングだけでなくホイールの修理もメインでやっていたのです。
もう一度ゼロから起業するとしたら
もし今新しくゼロからビジネスを始めるとしたら、当時と全く同じ条件でビジネスを始めます。
今コロナ禍になって思うように商売ができず、家賃や人件費などの固定費や処理できない在庫の山に苦しんでいる企業がたくさんあります。そしてこの状況がいつまで続くのかまだ先は見えません。僕はコロナ禍で改めて自分がこの条件でビジネスを始めてよかったと感じています。
特にこれから起業を考えておらえる方、できるだけリスクを下げるためにも是非意識して頂きたいポイントですね。
また別の記事で詳しくお伝えしますが、今はあらゆるお仕事でお金を掛けなくても商売が成立させられる時代になっています。夢を叶える方法はたくさんあるのです。